ボーナスの話題が聞こえてくる季節。
働く母として、やっぱり気になるのは——
「私はちゃんと評価されてるのかな?」ということ。
でも、ふと立ち止まって考える。
私の本当の成果って、数字に表れるものだけ?
見えない成果——ワーママの“三足のわらじ”
仕事の成果だけが“働く”じゃない。
家庭では子育て、地域ではPTAや自治会。
ワーママは「家庭・職場・地域」の三足のわらじを、日々あたりまえのように履きこなしている。
でも、その多才な働きは賞与にも評価にも反映されない。
だって、会社の中の話じゃないから。
それどころか、企業の少ない地方では
「働かせてもらえるだけでありがたい」と思っているワーママも少なくない。
わがままは言いません、評価も受け入れます。
すべては、子どもと家庭のために——。
少子化と、報われない子育て
また聞こえてきた「出生数、過去最低」のニュース。
2024年の出生数は70万人を下回ったとか。
政府は「異次元の少子化対策」と言うけれど、
現場の暮らしは、何も変わっていない。
今、子育てする人が報われない社会で——
誰が未来に希望を持てるというのか。
ふと目にする、“余裕ある暮らし”へのまなざし
SNSには、夫婦で海外旅行、ペットとのゆったり休日、自由に使えるボーナス。
羨ましいと思う瞬間が、ないと言えば嘘になる。
子どもがいなければ、時間もお金も余裕がある。
それは確かに現実。
でも私は、それを選ばなかった。
子どもは、かけがえのない存在だから。
一緒に過ごせる時間が限られていると知っているからこそ、丁寧に向き合いたい。
選択の自由がある時代。それぞれの生き方に価値がある。
でも——「子どもを育てる家庭」が評価されず疲弊していく社会は、やっぱりおかしい。
ワーママの“生産性”を、社会は見逃している
「生産性」って何だろう?
売上?時間あたりのアウトプット?
だけど、家庭には数字で測れない価値がある。
子どもを育てるプロセスには、感情労働、計画性、体力、教育力——
あらゆる力が詰まっている。
それを評価できない社会に、未来はない、とさえ思う
今日も、子どもを送り出し、働き、家庭を回し、
ときには悩みながら、それでも笑おうとする私たち。
私は、誇りを持って言いたい。
「私の働きは、ちゃんと価値がある」って。
アッパレ、マザー!
誰にも気づかれなくても、あなたはちゃんと、価値のある存在です。