都会とは違う“働く”かたち

「求人、少なっ!」これが地方での“働き方”の現実

「フルタイムで働きたいけど、選択肢が少ない…」
地方に住んでいると、そんな声をよく耳にします。

時短勤務や在宅ワークなんて夢のまた夢。
保育園に合わせた働き方ができる会社は限られていて、
「通勤距離」と「子どものお迎え時間」が最優先になりがち。

正社員で働くとなると、選べる企業はごくわずか。
スキルや経験があっても、希望通りの仕事が見つからない。
それが、地方ワーママのリアルです。


子どもにかかる教育費、家計の現実

地方だから生活費は安い?…なんてことはありません。
むしろ、習い事や塾代、進学費用は都市部と変わらず、
家計にはずっしりとのしかかってきます。
その上、完全な車社会なので1人一台の車保有がデフォルトです。
高校卒業後の進学となれば、県内には選択肢が少ないので、多くは県外へ進学をしたくなる。となると一人暮らし(下宿)のための仕送り費の負担は覚悟しなくてはなりません。
なのでその時代の親の生活はというと、車のグレードを落としたり、食費を押さえたり自身の生活の質は二の次で、仕送りモードに突入となるのです。

夫婦共働きが当たり前になりつつあるけれど
「私は扶養内のパート、夫は激務の正社員」という家庭も多い。

理想と現実のはざまで、
「どうして私ばかりが調整役なんだろう?」と感じることも…。


それでも、ここで働く理由がある

それでも自然豊かな環境は子育てには魅力的。特に幼少期には。
大きくなるにつれ、”教育”的な視点で見ると方向性によっては選択肢の少なさに葛藤はするのだけれど…
見上げた空に星が見えたり、虫採りや田畑が身近にあったり、というのは五感を間違いなく刺激してくれ豊かな心を育んでくれる。

自分のリズムで、無理のない働き方を模索していける。
それが、地方で働くワーママの“豊かさ”かもしれません。


それでも、がんばってるあなたに

選べる仕事は少ないけど、
どんな環境でもやりくりして、
家族の生活を守っているあなた。

それって、すごいことです。

アッパレ、マザー!
今日も明日も、あなたの選択を応援しています。